寒波の中、まだまだ雪山を楽しめるぞ！とばかりに比良山方面への遠征を考えていたが

雪の状況は凄いことになっている、これじゃ山どころか滋賀県に入ることも出来ないかも！？と行き先を急遽三峰山に変更だ！

今回ご一緒する山仲間は

リカオ夫妻と昨年11月以来のうずみんさん＋Ｏさんだ！

うずみんさんは先日北アルプス撤退の山行があったばかり今日はその残念会だ

路面の凍結を心配しながらリカオ号は高見峠に向かう。途中『高見峠積雪有り！チェーン必要』との表示が出る

どうかな？と心配しながら行くよりも予め覚悟して行く方がいいだろうな

高見トンネル手間辺りは少し凍結ぎみだったが、どうにか三重県側に進み、木梶トンネルを過ぎてゆりわれ登山道へ

向かう林道でリカオ号はストップ、あきらめてチェーンを着けた

09時00分：駐車スペースから出発

どうにか到着した登山口では、既に数組の登山者が出発するところだ

この時点ではまだ空は青かったのだが・・・

このコースは展望がいいとのことだが登山口から１キロ約30分は植林の中を進む。

山頂まで1,700Ｍとの案内が立つ場所からは急に展望が開ける、が今日はガスで何も見えない

前後して歩かれる団体さんは岐阜から来られたようだ、60歳前後と思われる団体さんは

皆さんピッケル片手だ、うーん、うーんやはり欲しいぞピッケル！

連日の山歩きで疲労が溜まってるようなリカさんは少しペースが遅い、そりゃそうだ

たまには山休みとらないと！いつか夫婦で共倒れしますよ（笑

ホテルスメール展望場所と案内があったが今日は何も見えないな

展望場所から先は急に雪深くなる、コースも夏道とは少し違うようだ

トレースを追って直登すると汗が滴り落ちる

もうすぐ八丁平か？と思われる場所でスノーシューを装着する

10時50分：三峰山

風のキツイ八丁平あ早々にパスして山頂に進むと登山者で溢れていた

今日は平倉峰のブナ林を見るのが目的なので、山頂から薄く残るトレースを追いかけるが、トレースは急に無くなり、途方にくれてしまう

でもよく見るとちゃんとテープがあった！新雪をテープ頼りに歩き始める

時折テープを見失ってしまうが、そこはリカオご夫妻の素晴らしいナヴィゲーションでルートを確保する！

『リカさんって凄いねぇ〜絶対テープ見失うことないねー』と感心するうずみんさん

『リカさんは大峰のテープ犬って言われてるの知りませんか？』と私

『私しゃイヌかい！（怒）』

チーム・リカオは全員ハイになる！

『いーですねー、テープ頼りに雪山歩くなんて！いーですねー』

自分でも分かってはいるのだが、私はあるところに達してしまうと（どこだ？）『いーですねー！』　『最高ですよー！』

この二つしか口に出さなくなるのだ

後方では慣れたもので、リカオご夫妻が『また始まった』的な嘲笑で私を見ている（笑

ピークを二つ超えただろうか？急に目の前が開くとそこは吹雪の平倉山だった

霧氷どころかモンスターに近い状態の森は重たそうだ。吹き付ける雪に目も開けられない！こりゃランチどころじゃないな！

山頂に引き返す際、山友であるルネさんがサイトで紹介されていた大きなブナを探すが

よく分からない、もう少し谷へ下ったところだろうか？初めは必死で探していたが、寒さと空腹に

『このブナやってことにしておきましょう！』（笑

山頂手前のコースを外れた処にスノーシューで場所を作ってランチだ、今日は最近気に入っている『得正のカレーうどん』＋ビール

『スロトレさん？ビール飲んで寒くなりませんか？』

不思議そうなうずみんさんに、『この寒い中飲むのが旨いんですよー！』と強がるが

一口飲むたびに震えてくる（笑）食後に突然吹雪き始めて早々に退散だ

八丁平では顔がちぎれるかと思われるほどの吹雪に、一瞬で帽子が凍る。それでも一枚だけは！と集合写真

『早よぉー撮ってー』　『あ。すんませーん、もう一枚ねー』　『もーいーよーっ』

顔面も凍る画像が寒さを物語っているな

大峰も明神平も比にならない、間違いなく今シーズンで一番寒い山行はこの三峰山だった