雪晴れのスノーハイク・釈迦ヶ岳
大峰山系・釈迦ヶ岳
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2009年の大峰歩き初めは、昨年と同じようにお釈迦様詣ででスタートだ！ 昨年の輝くばかりの白銀と透き通る青空の釈迦ヶ岳が忘れられないチームリカオ 二匹目のなんとかを狙って十津川へ向かうと、道の駅で偶然にお会いしたのは 山友であるソウル先輩（blueeyedsoulさん）たち和歌山チームの皆さんだった そのチームの大型４駆を見て、思わずニヤリ！としたのは我々チーム・リカオ 『後を着いて行きますね〜』
予想通りエレハウスを過ぎると林道は積雪＆凍結だ リカオリーダーの４駆には、早速チェーンが着けられ、その後を私の車が行く 胃のキリキリ痛むドライブも、先行する和歌山チームの轍があるからこそだ チーム・リカオだけだったら断念していただろう
しかし、不動小屋登山口手前のカーブで大型４駆もストップ、そこから先は進めなかった 轍に続いて和歌山チームのトレースを追って林道を歩くこと45分、やっと旭登山口だ ここからは、我らチームリカオの出番だ！ 『林道の轍とラッセル、お世話になったのでお先に行きますね！』
とか何とか言いながら実はトレースの無いコースの先頭が私は大好きなのだ 今日のチーム・リカオは、ワカン隊のうずみんさん、Oさん、ツボ足隊のすぎちゃん夫妻だ 先ずはOさんのしっかりしたラッセルに従って稜線まで進む！
私にしては、夏道より歩き易い稜線までのコース、林道歩きで既に汗びっしょりのすぎちゃんは 『もう限界だと思ったら引き返すので先に行って下さーい！』 うーん、確かに今日の釈迦はツボ足では思うように歩けないだろうな 『よーっし！全員スノーシューそーちゃーっく！』 『そーちゃーっく！』 リカオリーダーによる、スノーシュー装着の号令を合図にメンバーは準備開始 もちろんフィクションである
和歌山チームも一緒になってスノーシューを装着する 自称『エエ歳こいたオッサン』のソウル先輩、いきなり先頭をワシワシ進みだす 『ソウルさん？後ろ和歌山チーム誰も居ませんよ』 『あ。ホンマや』 ソウル先輩は昨年のデビューでは残雪の明神平でろくに歩けなかったスノーシュー そりゃエエ歳こいても嬉しいだろうな♪
ソウル先輩の『エエなぁ〜やっぱエエなぁ〜』と、いつもの壊れた オルゴールが（笑）後ろから聞こえてくる中、さっそくスノーシュー隊のラッセルで出発だ ところが・・・
リカ隊員は昨年のワカンに続き、歩き初めでコケて悶絶状態 そんな奥様をリカオリーダーは見守るだけで、決して手を貸さない 夫婦と言えど、現場に出ると隊長と隊員の厳しいカンケーなのだ（なんの現場だ？）
『もう限界だと思ったら引き返すので先に行って下さーい！』 ツボ足隊すぎちゃん、更に汗でびっしょりで繰り返す！そりゃこの積雪、キツイだろうな 奥様はサクサク歩いてるのだが･･･原因はすぎちゃんの体重にあるようだ（失礼！）
私が先頭を行くと、もう止まらない
目の前にはなーんにも無い白銀の稜線、そこに初めの一歩を踏みつける
聞こえるのは自分のスノーシューが雪を割る音だけ 最高だ！
ラッセルがキツイなんて思わない 雪と青空の境界線を目指して駈けていると、このまま空まで駈けて行けそうな そんな子供みたいなことを想ってしまう
そんな嬉しがりな『エエ歳こいたオッサン』がここにもいる
雪晴れの空
久しぶりに揃うチーム・リカオ 雪と青空と仲間、意味も無く笑うオトコたちだ
古田の森手前のピーク、ここからの釈迦ヶ岳ピークは美しい 『リカオリーダー、今日はこの辺りで時間切れですね』 『そうですね・・・もう充分でしょう』 昨年はランチ止めてでもピークへ！何て言ってたのだが、林道ドライブが堪えてるんだろうな
雪晴れの下、今日も釈迦は穏やかな頂を見せてくれる
『せいれーっつ！集合写真撮影、はじめーっ！』 『撮影はじめーっ！』 リーダーの号令に笑顔で整列するチーム・リカオ もちろんフィクションである
鞍部から古田の森越しにピークを見ながらのランチをしていると 後発の和歌山チームの皆さんが古田の森へ向かって行く 『どこまで行かれます？』 『古田の森までは行かないとね！』 我々も行かねば！とランチを続けながら古田の森を睨んでいると 自称『エエ歳こいたオッサン』のソウル先輩が一回転しながら落ちてくる！ 雪まみれで笑う姿に、『ホント、エエ歳こいて･･･』 なぁんて自分のことは、きっちり棚に上げるのだ（笑
和歌山チームに負けじと、ランチ後のお腹をさすりながら古田の森へ！ 『やっぱりスノーシューの威力は凄いなぁ』 うずみんさの物欲が伝わってくる（笑
その頃からピークはガスに覆われ始めた
今日はここまででお帰りなさい お釈迦さまは、そう言ってるのだろう
下りは、各自思い思いに斜面を駈ける
ガスは現れたり消えたり
『せいれーっつ！スノーシュー、かいじょーっ！』 『かいじょーっ！』 リーダーの最後の解除号令に全員スノーシュー、ワカンを外す チーム・リカオは最後まで規律正しいのだ ってもうエエか〜 当然フィクションである
林道が凍り始めるまでに下山しなくては！軽くなった足で登山口へと駈ける
お釈迦様には会えなかったが、きっと和歌山チームも チーム・リカオも無事林道を下れるまでお釈迦様は見守っていてくれたことだろう こんなにステキな一日をありがとう、そして今年もよろしくお願いします 林道を歩きながらピークに向かって掌を合わせた
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