吹雪のスノーハイク・明神平
台高山系・明神平
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去年も企画した明神平で雪遊びの会、今年も山友のおやじさんと 企画しようと張り切っていたら１８名もの参加者となった さすが、おやじさんは人望があるな！ 当日は残念ながら予定より減ったものの総勢13名のパーティとなった
昨年から私の宿題であった、HAMAさんに、ルネさん、おかんさんを紹介する ブロガー・コラボも、ご婦人たちの熱ぅ〜いハグで始まった 落ち着いたところで出発前に集合写真を撮りましょう！ 『帰りは人数減ってるかもしれませんもんね？』 『なんでやねん！』 さっそく関西お笑い系ブロガーコラボレーションの始まりだ（笑
林道はもちろん凍結の上に積雪だ、13名が整列して歩く姿は にぎやかなムードもあるが勇ましくも見える きっとすぐに整列は乱れるのだろううが･･･
予想通り、旧あしび山荘辺りから乱れ始めた整列は 初対面の方のコケた姿をDさんと間違って指差し笑い転げるHさんの嬌声や 斜面でV字転倒（って何？）、助けを求めるOさんの絶叫に、数十メートル離れてても お互いの状況が把握できる、素晴らしいパーティだ（笑 ね、HAMAさん、おかんさん！
滝の周りは氷と雪で、滝だかなんだか分からない状況だ
『あら、スロ嫁ちゃんスノーシュー持ってたん？』 『なんかね、知らん間に家に届いてて、知らん間にザックに着けられてたんです･･･』
鬼ヨメよ、そんな言い方無いだろう、せっかくの私からのプレゼントなのに！
『それもね、ネットで一番安いヤツやねん、って自慢するんですよー』 あ、おいおい、それは言うなよ〜、まぁ安さ自慢は大阪人の特徴なもんで
そう、私のスノーシューの１/３以下の価格で買えるほどのお手軽品だ（笑 ま、使うかどうか分からないんだから、いいじゃないか、気持ち気持ち！ 後ほど買わなければ良かったと後悔することになるのだが･･･
九十九折れになると、一気に盛り上がり始める 当然コースなんて無視して直登だ！って何故か女性陣も私の後を着いてくる それでもキャーキャー喜んでいるのでいいか♪
ところが、はしゃぎ過ぎてパワーを使い果たしたか、どんどんスピードは･･･ 本人は登ろう登ろうとしてるのに、ズルズルなHさん
あまりの急登に途中で動けなるOさん 振り向くとコースを歩いてきたWolfさん、ななちちさんに抜かれていた ･･･ショートカットになってないし！ ね、HAMAさん、おかんさん！
『お父ちゃん、タンタンさん行ったでー、追いかけへんのー！？』 『お前な、俺はこう見えても立派なオヤジやねん、そんなパワーあるかって！』 膝オーバーの雪を掻き分けて尾根を直登するタンタンさんを恨めしげに見上げる（笑
水場を過ぎた辺りで女性陣の声は消えてしまう 『おかんさーん、もー少しですよー！』 『今は話しかけんといて下さい･･･』 いくら苦しくてもそんな返事って（笑
■11時05分：明神平
明神平は想像通りの積雪だった 東屋のテーブルは完全に埋まっている
『お父ちゃん、ゴハン、ゴハン、もー我慢できへん！』 『いやいや、これから前山までスノーハイクやないか〜もちっと我慢しなさい』
あしび山荘裏で全員スノーシューを着けて歩き始める 我々の貸切ゲレンデだ！、これだけ人数いると壮観だな
『へへぇ〜、ふーん、ほぉ〜ほっほっほっお〜』 良く分からないが、鬼ヨメは初のスノーシューハイクにご満悦の様子だ それもこの時点までとなるのだが･･･
『お父ちゃーん、自分で雪蹴ってザック真っ白やで？走るからやろ〜』 走れるからこそ面白いんじゃないか、分かってないな
単独行さんがシャベルで雪のベンチを作って頂いた、なんて贅沢な！ やまねこさんのホットワイン、単独行さんのビール＆キムチナベも おやじさんちの伝統ある雑煮も、ルネさんのシフォンケーキも、ぜーんぶ美味しかったな♪
ルネさんが２キロもボッカして来られた善哉は、突然吹き始めた吹雪に中止 『これ、どーしてくれますのん（怒）』 ルネさんのお怒りもスルーして慌てて下山開始だ
■12時40分：前山北尾根から下山
さぁ、ここからが本日のお楽しみだ ヒミツグラ尾根を全員で駆けて下るのだ！吹雪の中を駆けるのだ！
『お父ちゃん、これ何ぃいー！？滑るやんかー！』 いきなりの鬼ヨメの絶叫に、私はすぐさま引き返してサポートしてやる！ってのは、当然ウソ（笑） あの絶叫は一気に（恐怖≒怒り）だ、すぐに（恐怖＜怒り）に変化することは 身を持って知っている私は聞こえないフリしてさっさと下る しかし･･･鬼ヨメの反応は想像通りだなぁ
『ヴぇーどこー？どこ通ぉったらエエのぉおおお〜』 下から見てるとまるで初心者のスキー状態だな･･･うっ！あの姿は！？ はるか昔、スキーJAM勝山の上級者コースで身動き出来なくなった時と同じ姿じゃないか！ やばい！あの時もキレまくった鬼ヨメは 『もうスキーせーへぇーんんん』とゲレンデ中に響く絶叫を上げたのだ
下から恐る恐る見ているとルネさんがコソっと囁く 『スロトレさん？なーんか、わざとスロ嫁さんから離れてない？』 うっ、さすが海千山千のルネさん（何の？）洞察力が鋭い！ 『だって･･･ほら、もう怒りオーラ出まくりでしょ？』 『ホンマやね〜帰ったら反省会やね〜ワクワク♪』
怒りのオーラが大きくなる前にさっさと先を行くと、HAMAさんもヒップソリ DOPPOさんもピッケルさんも滑りまくってる あぁ先行隊は楽しそうだなぁ
嬌声、絶叫、爆笑、何故か怒声（って、誰なんだ？）が吹雪の谷に響き渡る とにかく皆さん吹雪なんて何のその、来たからには楽しまねば！ってムードだな
ピッケルさんは娘さんのキティのシートを使った秘儀高速尻セード、九十九折２段飛ばし 妙技の連続にギャラリーは唖然･･･
『お父ちゃん、よーあんなところ下らせたなぁ（怒）それも私放ったからしで（怒）』 ぷりぷり文句を言いながら私の後を追うヨメから逃げるように滝の真横を直下ると 『もー、スノーシューはエエわぁ、疲れたしぃ』 ブツブツ言いながらも追いかけてくる･･･おいおい、よくこんな急斜面を歩けるな！？
『スロトレさん？奥さん後ろ着いて来てますよ？めーっちゃ危ないわ！』 『いやいやピッケルさん、本人気付いて無いからいいんですよ〜』
下山する私の前を行くWolfさん、フードからお尻までびっしょり（笑 雪の中で何度も埋もれていたもんな、それも楽しそうに〜
『あんなん、何が面白いん？もうスノーシュー懲り懲りやわ』 『あのな、初めてであの斜面やからやねん、もっと穏やかなところやったらな』 『まーた、そうやって騙そうとしてるやろ！』
我が家の会話にどこからかツッコミが･･･『まぁまぁ、おうちで反省会して、ねっ』
吹雪の中遊んだ13名のパーティは全員無事に下山 寒さも吹き飛ばした楽しさに皆さん満足の笑顔だ、昨年からの宿題だった ブロガーコラボもやっと実現できたし、いい一日だったな
『そしたらスロトレさん、ちゃんと反省会してね〜♪』
別れ際のルネさんの一言に帰路の車中を想像してサブくなった
･･･はぁ〜
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