山

金勝アルプス・周回

山行きの日

2009年04月12（日）

目的

春の湖国を歩く

コース

キャンプ場(09:10)−落ヶ滝(09:40)−鶏冠山(10:45)

天狗岩(11:40−13:20)−白石峰(13:50)

狛坂磨崖仏(14:10)−ロスタイム−キャンプ場(16:00)

メンバー

夫婦

 

沢・ナメ・滝・岩、そして展望と何でもアリ、それでいて低っーい山がある

滋賀県湖南アルプスの一部とされる金勝（こんぜ）アルプスだ

私の【行きたい山リスト】に載って久しいが、なかなか機会が無かったのだ

 

『はぁ･･･お父ちゃんお山連れてって』

 

週末の夜、風呂上りに深ぁーいタメ息と共に鬼ヨメがつぶやいた

どうやら体重が気になるようだな？最近太り気味なのは知っているのだ（笑

『いい山あるぞ、お前の好きな岩ばっかで、低いけどぐるっと周回出来て結構歩くねん』

『うん。うん。そこ行こ、そこでエエわ〜』

ってな、超単純な理由で金勝アルプス行きとなった（そんな理由でいいのか？）

 

■09時10分：桐生キャンプ場から出発

 

適当な情報でナビ検索した結果、竜王山の方にまで行ってしまい

登山口の桐生キャンプ場出発は1時間遅れ･･･

遠征すると何かあるのは慣れている我が家、１時間のロスくらい何とも無い（それが自慢か？）

 

 

登山口から、先ずは落ヶ滝を目指して進む

この金勝アルプスはコース・道を（線）と表現するようだ

 

■登山口の案内板

 

今日は落ヶ滝線から北峠縦走線に出て鶏冠山をピストンし、天狗岩でランチ

狛坂線を下って林道を歩いて戻るプランだ

 

 

登山口からすぐに池があり、小さな流れの横を進む

 

 

『あ、お父ちゃん沢とかあるんや？』　『うん、何回か渡渉あるみたいやな』

ゆるやかに流れる春の小川を何度か渡渉する

うん、気持ちの良い道じゃないか

 

 

『こんな可愛い沢やったら山クツきれいにになってエエわぁ♪』

クツ洗うなって！

 

■09時40分：落ヶ滝

 

流れに沿って進むと、ほんの30分で落ヶ滝だ

このところの晴天続きで水量はチョロチョロ･･･

『お父ちゃん？夏やったら涼しくてエエけど、わざわざ、寄るほどの滝やないなぁ』

ごめん落ヶ滝！

 

 

ヘーックッション!!!

滝を過ぎた辺りから私のクシャミは止まらない

この数年落ち着いている花粉症はGW前後にほんの数日だけ症状が出るのだが

何も山で出なくてもなぁ

ヘーックッション!!!

 

 

滝の上から縦走線に向かうには、ナメを歩き岩岩の上を進む

鬼ヨメは楽しそうに駈けて行く

 

 

NO.1のコールポイントを見つけた

道迷いやトラブルの際はこのナンバーを通報すると速やかに対応できると･･･

『お父ちゃん、こんな公園みたいな山で迷うヒトはおらんよなぁ〜』

コールポイントを見ながら笑う鬼ヨメ、でも目は笑ってなかった（おいおい！）

 

 

フィックスロープのある大きな岩を嬉しそうに登る鬼ヨメ

なんでこんなに岩がすきなんだろう？

 

■10時45分：鶏冠山

 

大きな岩を越えると北峠縦走線と出合う

これを南下すると今日のメインである天狗岩だが、北上して鶏冠山を目指す

 

 

何度かアップダウンし、山頂を目指すが、展望が期待できそうにないことが分かってくる

『はー、お父ちゃん、ここ？ここがピーク？』

鬼ヨメが三度目に聞き返したところが、やっとこさピーク

490Mのピークからは樹木の間から僅かに近江富士が覗くだけ

『なんで、こんな何も無いトコ連れて来るのよ（怒）』

ごめん鶏冠山！

 

 

ヘーックッション!!!

くしゃみを繰り返し、冷や汗が出始める、頭も痛い･･･最悪だ！

『お父ちゃん、もームリせんとき？帰ろかぁ？』

聞こえないフリして縦走線を南下して行くと岩が目立ち始める

 

■11時40分：天狗岩の手前

 

『お父ちゃん、もーアカン!お腹減って限界やわ〜ご飯ご飯！』

天狗岩は目の前なのになぁ

ヘーックッション!!!

 

 

丁度、東側に大きな座れる岩があり、目の前には近江富士が望める

ポケットティッシュ３コ使い果たした私もフラフラだ、ランチにするか

 

 

今日のランチは鬼ヨメの作ったお寿司だ、旬のタケノコがいっぱい入って美味しい♪

『ぷっふぁ〜っ！ひゃービールの美味しい季節やなぁ』

年がら年中美味しそうに飲んでるじゃないか･･･

 

 

たっぷり休憩、お腹もいっぱいとなったランチの後は

いよいよ今日のメインである天狗岩だ！

 

 

一度、鞍部に下りきり、岩の間を上り返すと、空に突き出た大きな岩が目に入る

『ひゃーっ！お父ちゃん！アレ登るんちゃうやろなぁ？』

恐がってるのか？喜んでるのか？

 

 

岩の間を潜り抜け、鉄梯子を上り岩のトップに出る

どうやらロッククライミングの練習場になっているようで

岩にはザイルを確保するポイントがいくつもある

 

 

『こっ、ここ、どーやって降りるん？』

 

 

『お好きなコースで下りなさい（きっぱり）』

 

 

『ひゃーっ！カラダ抜けへんなったらどーしよー！？』

『痩せるまで、そこに居なさい（きっぱり）』

『ううっ〜、お父ちゃん？私太って来たん知ってんのん？』

ヘーックッション!!!

 

 

岩稜の西方向には琵琶湖が霞んで見える、久しぶりの琵琶湖なのに残念だな

 

 

あ！クサリだ

『おーい、お前の好きそうなクサリあるぞー！』

ってか、下見えないぞ？、こんな場所をヨメに勧める夫ってどうなんだ（笑

 

 

『ひゃーっ！下見えへ〜ん！お父ちゃん私殺そー思うてるやろー（怒）？』

ヘーックッション!!!

 

 

『ひゃーっ！クサリ重ぉお〜、この下どないなってんやろー！？』

なんだか楽しそうだぞ

 

 

『はーいっ！次！お父ちゃんの番やでー』

ヘーックッション!!!

こんなハナミズ垂れてクシャミだらけで、そんなキケンなことはしないのだ（笑

 

 

『あのクサリな、まだまだ下に降りてたで！下は見えへんねん、どこまで行くんやろ（ワクワク）』

なんだか今日の私はコドモを公園で遊ばせている親のようなだな

『良かったな楽しそうで』　『おもしろかったー！』

 

 

散々遊んだ後は、のんびり周回して下山だ

と思っていたら、まだまだアップダウンが続く、そして

ヘーックッション!!!

私のクシャミとハナミズも続く

 

 

アップダウンが階段になる頃、振り返ると天狗岩の全貌が望めた

あのクサリは、どこまで続くのだろうか？

 

■13時50分：白石峰

 

竜王山との分岐点でもある白石峰だ

ここまで来ると私の花粉症の症状はピーク

頭がどんどん重くなってフラフラ（涙

 

 

狛坂線にも重岩、国見岩など、見所のポイントは多くあるのだが

デジカメを出す元気も無くトボトボ下る

大きな岩に仏像が彫られた磨崖仏を過ぎるとコースは気持ちの良い林道となる

 

 

林道は新名神高速を潜り二手に分かれる、ガードレールに貼ってある

小さなシールに従って右手に進むと、どこまで歩くのやら？

どうやら遠回りしたようだ

『お父ちゃん、ノド乾いた〜、疲れた〜』

鬼ヨメがブツクサ言い始めたころ

 

 

あ、遠回りした上に新名神高速下に逆戻りしてた！

なんと！40分以上ロスしてるぞ？

あぁ、もうクシャミとハナミズと頭痛の攻撃に頭も回らない･･･

『ふーん、やっぱお父ちゃんみたいなんが居てるからコールポイントあんねんなぁ？』

ヘーックッション!!!

 

 

『お父ちゃん、しんどそうやから帰りは運転するわー』

このセリフが鬼ヨメから出るとは？傍目にも私の症状は酷いようだな

ウトウトしながら帰宅すると、鬼ヨメは一目散にバスルームに･･･

『どっしぇーーーーー！』

･･･なんだ、その大声は？

『体重増えてるしぃー！お父ちゃん、もー山行かへんからなー（怒）』

 

ヘーックッション!!!

 

 

 

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