D師匠が張り切るにはワケがある・・・

それは、以前から目標にされていた日本百高山、実は今日の乗鞍で完結なのだ

■最後のピークを睨むD師匠

２〜３グループの団体さんが亀歩きで渋滞の中、ずんずん進む

D師匠先頭に前を行く亀さんたちを、ちぎっては投げ（んなワケ無い！）でずんずん進む

火口湖が右手に見え初めても

振り返ると穂高連峰が見えてもわきめも振らず、ずんずん進む

ピーク手前、目前の最後のグループもずんずん抜く

なんて力強い歩きなんだろう！

このアシが百高山達成の源なんだ・・・今更ながら感心する

■日本百高山達成の瞬間

そして日本百高山達成の瞬間

あれだけ渋滞したコースを30分ではムリだろう、そう思っていたが

32分きっかりで登頂、その瞬間に居合わせることが出来て私の今回の目標も達成（笑

『ささっ、セレモニーの開始でーっす』

Rさん、お手製のペナントに、私が担いだシャンパン、拍手と祝杯でささやかなお祝い

記念撮影する我々を、周りの人たちも拍手で祝福してくれる

なんだか自分のことのように嬉しいな♪

二日前にＲさんと急遽企んだお祝いに、Ｄ師匠ガラにも無くウルウル（笑

山頂からは雲に浮く御岳を眺めながら団体さんが退散するのを待って下山

この下山で私の右足はダウン・・・ダメだな。

肩の小屋には嬉しいことにお風呂があって冷え込んだ体を暖めることが出来た

朝食は、畳平始発のバスに合わせて、なんと７時〜って、まるで旅館だな

20名にも満たない宿泊者のため、我々は一部屋を割り当てられた

持ち寄ったお酒とツマミで宴会♪

翌日は十石山経由、白骨温泉行きのロングコースプランだったが

右足の故障で皆さんにメイワクを掛けるかも？ってことで断念、それを宣言するとD師匠は

私がピストン下山するならロングコースは中止すると・・・

『いえいえ、バスで下るのでご心配なく！』

故障した私を独りで下山させるワケにはいかないってこと、そんな心遣いが嬉しいなぁ

日の出と共に出かけるメンバーを送り、独り談話室のヤマケイなんか読んだりする

それにも飽きて、そろそろ下るか

畳平に向かって進むと、小ピークが見えた、ここは登ろうか

吹き荒れる突風に飛ばされる女性に手を貸しながら歩く、なんて風なんだろう

富士見ってことは、きっと富士山が見えるんだろうな

案の定、ピークの皆さんは富士山だ！と騒いでる

でも、富士山にあまり興味を持たない私の視線は、やはり穂高だ

うんうん、よく見えるぞ！

あ、あそこにもピークがあるな・・・えーっと、大黒岳？、行ってみるか

二つ目のピークも10分ほどで歩ける

なんだ、お手軽で、いいところじゃないか乗鞍（笑

益々近付く穂高、きっと他のメンバーはもっと接近してるんだろうなぁ・・・ちぇっ（笑

あぁジャンダルムもはっきりと分かるぞ！

うーんん、ますます、いいところじゃないか乗鞍

大黒岳を下山しながら畳平を見下ろす、あんなところにクマが出たのか？

迷ったのかなぁ・・・可愛そうになぁ

＊09月19日にツキノワグマが観光客を襲い射殺されたばかり

さて、次はあの右手のターミナル前の山だな・・・って、おいおい

そんなことしてたらメンバーと別れた意味が無いって（笑

＊右手のピークは登山出来ないとのこと

今日はこれくらいでカンベンしてやろうか（って、自分の痛めた足は棚に置くのだ）

10時10分のバスに揺られ独り寂しくすずらん橋まで下山した

バスで気軽に来れる山、それでも高原から歩けば立派な登山だ

下山後調べると（遅いって！）乗鞍岳は総称で、乗鞍23峰から成り立つ

そしてルートは、飛騨側、長野側からに別れ、スノーハイクも含め、いろんな楽しみ方が出来るようだ

D師匠のメモリアルイベント目的で参加したが

極彩色な紅葉もあって、思いのほか気に入ってしまった

最初は、あまり興味の無かった百高山、山行を重ねる内にいつの間にか目標となったとD師匠

まだまだ、山行歴の浅い私には無縁の記録だが、達成の瞬間に居合わせて嬉しかった

さぁD師匠は新たなスタートの始まり

まだまだ、その後姿を追いかけますね！