14時50分

双六山荘から2時間と10分で三俣蓮華ピークから黒部五郎、鷲羽との分岐

ここでやっと双六からの単独さん、一組の夫婦と合流する

単独さんは、そのまま鷲羽方向へ進む、今夜は三俣山荘だろう

ご夫婦も同じく三俣山荘だが、一度ピークを踏みたいと、私の後をついて来る

何も、こんなガスガスの中、ピーク踏まなくてもね〜、なんて話しながら

20分ほどの急登を終えて、なーんにも見えないピークでお互い苦笑い

2008年の黒部五郎からの周回の際も雨でピークはパスしたよなぁ

私の愛するエリア、実は天候に恵まれて無かったことに気づく

これから黒部五郎小舎へ向かうと話すと、ご夫婦は唖然とした表情

『ガスが濃くなりそうだから、気をつけて下さいね』

と、ありがたいお言葉を頂くが、それは三俣へ向かうご夫婦も同じだろう

予想通り、ハイマツの中を歩いてると、どんどんガスは濃くなり

前方から現れた若いカップルとバッタリした時は、お互い大声で驚くほどだった

尾根が一番広くなった辺り、一瞬立ち止まるほど真っ白けな世界

これって、マジで慎重に歩かないとなぁ

と、ゆっくり歩いてると、ぼんやりと影が見える？

あ、ケルンだ！そうか、ケルンって本当に役に立つんだ！初めて、そのありがたさがを知る

16時20分

10時間と20分で黒部五郎小舎着