『ヴぁ〜ぁゎ・・・よー寝たわ〜、お父ちゃん温泉行こか〜』

もう済ませたぞ

『冷たいなぁ。フツー起こすで？こんなところ一人放置して行けへんやろ？何かあったらどうするん？』

何があるのだ何が？何度も起こしたぞ

ってなことで、16時30分、本日のメインイベントの宴会開始

『ひゃーっ！どないしたん？餃子なんて持って来たん？お父ちゃんすごーい』

餃子ひとつで、そこまで喜んでもらえるなら食担のかいもあるってもんだ

ってか、なんで私が食担なんだ？

『めーっちゃ美味しいでーっ！焼き加減もバッチやでーっ、お父ちゃんすごーい』

お前は小学生か

さてさて、お次はメインのお鍋だ

（高級）豚ロースと、鬼ヨメのこさえた手造りつみれ、我が家の定番だ

『あ！お父ちゃん、今日はエエお肉やな？楽しみやなぁ〜♪』

何故か夕暮れのひと時は風も止み、二人鍋をつつく時間もまったりと

美味しいなぁ〜美味しいわ〜、何度も繰り返す

そしてビアも進む、進む

『ふぅーっ美味しかった〜。もうお鍋もビアも入れへんわ。中華そばは明日にせぇへん？』

確かに、もうお腹いっぱい、ってか、中華そばとロース以外は完食だぞ

えーっとロング缶が・・・5本も空いたのか！？

5本ってことはだな、ほろ酔いの頭でも計算できるぞ、2.5リットル！

まぁ、いいか、いいよな

シュラフに下半身だけ潜り、暮れ行く立山のシルエットを眺めながら、ホットウイスキー

『なぁお父ちゃん、なんでテントで飲む安もんのウイスキーは美味しいんやろか？』

いやいや、安もんは余計だろ安もんは

二日分のポケットウイスキー、気付くと空っぽ。早っ！？

夜中に喉が渇くといけないので、と寒い中水を補給して戻って来ると・・・

この音は？さては？

テントに入ると既にダブルシュラフの真ん中でイビキをかいて爆睡

まぁ・・・まぁ、いいか