瓶ヶ森・笹の海から石鎚を仰ぐ.
四国山系・瓶ヶ森
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2008年GW第四段の山は前日の石鎚に引続き四国山系の瓶ヶ森（かめがもり）だ！ この瓶ヶ森からの石鎚が最も美しく、そしてダイナミックに望めると聞いて期待が膨らむ
山荘しらさの前から今日の山である瓶ヶ森を見る、今日も朝から晴天だ！
山荘しらさのご夫婦に瓶ヶ森へ行くと云うと、奥さんが（美人なのだ！） とてもいい処で周回するのに２時間もかからないとのこと これを聞いた鬼ヨメは、楽勝モードでご機嫌だ、元々短時間で緩やかに周ると云ってあったのだが どうやら山に関して私の云うことは全く信じていないようだ（ちぇっ）
美味しい味噌汁についついお代わりが進み食べ過ぎた我が家はなかなか動けない ってか、これもいつものパターンなのだが 山荘のみなさんに見送られて美しい瓶ヶ森林道を進む この林道は別名UFOラインと呼ばれているらしい、UFOの目撃情報が多いのか？ と思いきや、空の中を飛んでいるかのような錯覚を覚えるからとのことだ
『あ、お父ちゃん見てみぃ〜大峰の行者環のパチもんみたいなカタチしてるでー』 なるほど、うまいこと言うな、しかし（パチもん）て･･･この独特なカタチの山は 子持権現山で、修験者の行場だ、８０ｍもの長さの鎖で山頂に登るとのこと これは鬼ヨメは知らない（登るなんて言い出すと･･･）
■09時10分：登山口から出発
山荘の奥さん（本当に美人なのだ！）によると花がキレイだそうだ 期待したいが、瓶ヶ森林道も５月は花が満開らしいが、まだ咲いていなかったのでどうだろう？
瓶ヶ森は男山（おやま）女山（めやま）二つのピークからなる 周回は、先ずは男山から女山を周るコースとした
歩き始めこそ笹原しか見えなかったが、20分も登ると素晴らしい展望だ
石鎚をバックに更に２０分ほど歩くと男山のピークだ祠にはユーモラスな権現像が 躍動的なポーズで迎えてくれる
山頂の女山へ向かうにはこれまでより背の高い笹の中を進む
頂稜に出ると東方向への分岐があった、これが笹ヶ峰への縦走コースのようだ 伊予富士の方にまっすぐ縦走コースが伸びるのがどこまでも見える。瓶ヶ森林道とほぼ並行して 縦走しているように見えるので、きっと簡単にどこからでもとり付くことが出来るのだろうな
分岐から先は山頂に向かうと一面の笹原と青い空しか視界に入らない
見上げるピークは、穏やかで女らしく、女山の名前が似合っているな
笹原を見下ろす
■10時15分：女山(1,８９７m)山頂
なるほど、女山から仰ぐ石鎚はダイナミックだ 氷見二千石原（ひみにせんこくばら）の笹の海に浮いているように見える 山頂からは東に伊予富士、笹ヶ峰の名山が望める最高の眺めだな
『お父ちゃん、ここいいわぁ〜１時間で来れるし眺め最高やし♪』 鬼ヨメはいたく気に入ったようだ しかし、見渡す限り笹の海原で、花なんて何にも咲いていないな ガイドブックには5月の花としてイシヅチザクラやツルギミツバツツジが素晴らしい アクセントとして咲いている姿が紹介されていのだが･･･残念！
男山を見返す、なるほど、なだらかな女山と比べて男らしい
山頂から大きく西へ回り氷見二千石原に下る
『あの小屋の前辺りにテーブルとベンチがあったはずや、そこで休憩しよか』 『うん？売店？ビールとか置いてるんかなぁ〜』 な、ワケないって！
下りもなだらかだ、でも男山から周回したのは正解だったろう こちらから始めて女山へ登るほうが、登りの距離が長く思える
この森に山の名前の由来となった瓶壷があるそうだが場所がよく分からない
暑い日差しだが風が冷たい、ベンチでコーヒーを沸かして登山口へ戻る と、案内板に『男山鎖場コース』とあった、ガイドブックには無かったような気がするな 『お父ちゃん、鎖コースあるやんか（怒）黙ってたやろ』 お前はクサリ病か？
『四国の山ってエエなぁ、めっちゃ気に入ったわ』 何の変化も無い山だったが、鬼ヨメがここまで気に入って貰えたので連れて来た甲斐があったな
約2時間半のまったりしたハイキングを終えてＵＦＯラインをドライブ
四国の屋根を歩いた二日間は、少しカスミかかっていたが晴天の山を堪能できた 偶然ネットで見つけた山荘も居心地が良く、我が家は四国の大ファンとなってしまった 次に遠征するとなると剣山だな
『良かったよな四国！また来ようか？』 『うーんん、先ずは、さぬきうどん食べなぁアカンなぁ♪』 ･･･覚えてたか！
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