降るのもたいへんな読売新道を登るなんて！？

誰しもそう言うのだが、ヒュッテから３Hもすると４／８、森林限界に近付き

足元も穏やかな登りに、そして徐々に視界が広がり始める頃には、キツさも忘れる

北方向を振り返ると五色ヶ原、竜王岳が目の前に望める

足元が楽になると、振り返り振り返り、立山方向を見てしまう

2008年の縦走を思い出すからだろう

あぁスゴの頭だ、あのスゴ乗越、あそこで鬼ヨメがキレたっけ・・・

五色ヶ原の雪の輝きが眩しく、そして美しく、時間を忘れて見とれてしまう

そんな私を、森林途中で抜いたご夫婦が抜いて行く、これでまた私が最後尾だ

水晶までCT１０．５Hだが、山の先輩たちは９．０Hで歩かれてる

そんなに急ぐこともないだろう

烏帽子岳、船窪方向も青空に光る

あぁ、後立山、いつ歩けるのだろうか？

そして、私が狙っていた展望が近付いてきた

2008年も縦走路から確認した、あの薬師見平だ

今立っているのはＰ２３５６だろう、この目の前にあるのがＰ２４６５だな？

意外と近くに感じるものだが、この間には口元ノタル沢だ

近くに見えても、大きく、いくつもの谷筋に分かれた様子、渡ることは出来ない