50分もの大休憩をとって水分もたっぷり補給

時刻は13時40分、もう午後のガスが沸き始めて風もやや冷たくなる

南岳小屋ではゴミを焼却していて悪臭が漂っていた

逃げるように小屋からピークへ向かい、振り返ると北穂方向はガスの中

ここから3,000mの稜線を軽くアップダウンしながら槍へ進むだけ

次のピーク、中岳へ黙々と進む

トレイルは岩場と砂礫を繰り返しながらジグザクだ

しかし、歩けど歩けど、槍は近づかない、そして暑い、どこまでも暑い

右手を見下ろすと、屏風岩が驚くほど近い

あぁ、そういえば北穂池を見るのを忘れてしまったな

このエリアを歩くことにも憧れているのだ

天狗原分岐では、今まさに分岐から登って来たグループに出会う

少し話しをすると、横尾から周回するそうだ

そんな歩き方もあるのか、と関心してると、彼らにしてみれば

奥穂高から槍へ向かって縦走する方が珍しいとのこと、確かに逆の方が圧倒的多いだろう

天狗原を見下ろすと、雪渓はしっかりと残っている

横尾尾根と屏風岩、そして目の前には常念の稜線

絶景がガスで隠れて行くのを見守る