ま、同じ道を歩くのもなぁ、ってことで社長お勧めの巻き道で下山する

この巻き道、結局は中道よりも高度があるだけで、同じようなトラバースだ

いつの間にか雨は上がっていたが、ガスは晴れそうにも無い

トレイルは徐々に高度を下げて行き、カールへの中となる

草紅葉のカールが明け方の雨で濡れ、ときおり顔を覗かせる朝陽に輝く

これはこれで、定番の山の姿、カールの静かな朝を楽しむ

カールの裾野、その向こうには穂高連邦が望めるはずだが

ガスは晴れそうで晴れない

雷鳥の家族と何度も出会うが、その度に天候が変わらないことを知る

これほど雷鳥に会った山行も初めてだ

面白いもので高度が下がって行くと草紅葉の色も変わり赤が薄くなる

なのに、中道との分岐手前では雪渓が残っていたもする

雪渓の辺りだけガスが濃く感じるのは気のせいだろうか